title.jpg

きっかけ

「17日間・中国内陸への旅」

勢いでこれだけを決めた。

出発が近づくにつれ少々焦り、直前になり、ネットで情報集める。

そのとき出会ったのがこのお店であった。

「早ければ8月28日にそちらに立ち寄ります」

という内容のメールに数日後返事が届く。

これで立ち寄らずにはいかない。

こうやって旅の経由地は決まっていった旅だった。

カツカレー

2001年8月某日、嘉峪関からバスで到着。

旅は順調だった。

予定通り到着し、ホテルに荷物を置き、お店に向かう。

お店の前に着くと楽しそうな声が聞こえた。

そして、店内へ。

自己紹介をすると、

「早かったじゃない」

と、インイン店長。

そしてメールでも伝えた大好物「カツカレー」をいただく。

うまい。

ここから敦煌での日々がスタート。

到着翌日から

インインカフェで知り合った人たちと周辺の観光地へ。

車をチャーターしないと行けないところへも行くことができた。

今では存在しない「鳴沙山無料解放区」の砂山にも皆で登った。

学生をはじめいろんな人と行動を共にする。

皆それぞれ、一人旅の途中、たまたま敦煌に居合わせた。

いい刺激を受ける。

また、受けることができる環境がここにはある。

ついつい敦煌に長居をしてしまう。

きがつけば

当初の予定では、2泊。

それが3泊となり、4泊となり・・・

長居してしまったどころではない。

2001年から2007年まで、2003年を除き毎年訪れている。

飽きない。

2005年には2001年にここで出会い、同じドミに泊まっていた友人と再会する。

そんなことを体験できることも楽しい。

街が観光地として整備されつつあり、若干つまらなくなった気もするが、この街はその変化を楽しむ余裕を私に与えてくれる。

そしてその余裕の存在を確かめるために、楽しむために、毎年訪れている。

もちろん滞在中は毎日インインカフェに顔をだし。

日本に戻って

毎年毎年、少しずつ友人は増えている。

それに比例して、自分も少し大きくなっているような気がする。

楽しい。

「インインカフェに行ったことがある」

という共通項だけで日本においても友人が増える。

インインカフェ、不思議な場所。

2005年で閉店してしまったが、私の中では

「只今、臨時休業中」

ということになっている。

  • >> 思い出の店・リスト <<
  • 敦煌・英英珈琲店
  • 香港・桂記雲呑麺
map.jpg
01.jpg

敦煌到着の夜
(インインカフェにて)

02.jpg

イチバンの大好物
「カツカレー」

03.jpg

鎖陽城へは、
皆で車をチャーター

04.jpg

今は無き
「鳴沙山無料解放区」

05.jpg

出会ったこのカフェで
4年ぶりに再会

06.jpg

夜21時過ぎ
これからが敦煌